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イメージだけでなくじっくりとハープの『音』を聴いてほしいハーピスト  佐々木千恵さん

クラシック音楽があふれていたという環境ではなかったですね

佐々木さんがハープを弾くようになったのは、お母様の影響。
「昔、母が阪神百貨店でハープを見て『これや!!』と思ったらしいんです(笑)勿論、小さなアイリッシュハープだったようですが・・・。それを聞いた祖母がまた『よっしゃ!!ちょっと待っとき〜〜』ってね(笑)」

そんなエピソードを持つお母様とハープとの出会いは、その後、雨田ハープアンサンブルのグループのメンバーとして世界を回わることに!!
「でも母は、結婚した後はハープを止めてしまいましたので、私の小さい頃は家の中にクラシック音楽があふれていたという環境ではなかったんですよ。」

ただ、
いつもハープが傍にあり、8歳のころには
お母様と一緒にハープを習いに行き始めた。
グランドハープを弾くお母様とアイリッシュハープを弾く佐々木さんの微笑ましい写真を見せてもらった。
宙ぶらりんの足元がかわいい。

「アイリッシュハープはペダルが無くて、臨時記号が出てくると弦の上のレバーを左手で上げ下げして音程を変えながら演奏するんです。ですから、アイリッシュハープでの演奏出来る曲はかなり限られるんですよ・・・。そういう理由で中学生の頃にはグランドハープを始めました。」
幼いころの発表会の時の服は、お母様を応援したおばあ様の手作りのドレスだったと振り返る佐々木さん。

ハープの原型の起源は狩猟に使われる弓だった

ハープの原型は歴史が古く、

その起源は狩猟に使われる弓であることが定説
になっているようだ。今でも様々な国で民族楽器として残っている。

今のグランドハープの形になったのはここ200年位。ピアノもハープから生まれた楽器の一つ。
ピアノが急速に発展したことによって楽器上制約の多いハープが一時期すたれ、ハープのために書かれた曲も、かなり年代が飛んでいるという。

それに加えてハープの曲を書くためには楽器のメカニズムを知らないと書けないのでハープのための曲は少ない。
100人の音大生がいたら、ハープをする人は1〜2人ぐらいというのも、そんな難しさからくるようだ。

47本の弦を指で弾く、次の音に移るには前の音を手でとめながら次の弦を弾く。足のペダルを踏むことで弦の上のディスクが回り半音ずつ変わるが、弦を弾くより前にペダルを抑えないと音が変わらない・・・そんな説明を聞き、気が遠くなりそうだった。

楽器の中でも珍しくシンメトリー(左右対称)でないハープは、天使が持つ楽器というイメージがある反面、昔から妖怪や悪魔の絵柄にもよくあしらわれている。
例えば『ジャックと豆の木』の悪者の巨人がハープを持つように・・・。

こんなある種、特殊なハープはオーケストラではこの世のものでないものを表す時にハープの音が使われることが多いという。

ハープのピアニシモを聴いて欲しい

「オーケストラでの演奏を目指す人と、ソロ活動を目指す人がありますが、私はやっぱりソロが好きです。ハープのソロを聴く聞く機会ってなかなかないでしょう??

イメージの世界だけでなく、生の音を聴いて欲しいんです

大きなホールではなかなかハープの良さが伝わりにくいので、マリーアントワネットの時代のようにサロンや、響きの良い小さめのホールで演奏するのが向いていると思います。」

やりたいことが自由にやれるソロで、響きをつかまえるのが好き!!という佐々木さん。今年の12月13日の兵庫県立芸術文化センター小ホールでのリサイタルに向けて着々と準備を始められている。「ハープのピアニシモを、あのホールで演奏するのが楽しみ!!」

そういえば、ここの小ホールは『神戸女学院ホール』と名前が付いている。「母校の名前がついたホールで演奏できるというのは、地元ならではですね(*^_^*)」
幼いころは、阪神パークのすぐそばに住んでいたという佐々木さん。西宮との縁も深い。

    <チケット受付開始は10月14日>
    芸文センターチケットオフィスの電話予約( 0798−68−0255 )または窓口販売でお買い求めください。
  • リサイタル日時 :12月13日(日) 14:00 開 演 (開 場 13:30)
  • 会  場 :芸術文化センター 神戸女学院小ホール
  • 料  金 : 2,000 (自由席)
  • お問合せ:HARMONIE  (Tel 078−451−3335)
掲載日:2009年11月15日

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