【第1回写真展 西宮まつり】日本一福と酒の郷土行列

西宮といえば福の神えべっさんと灘の生一本。郷土行列は七福神、郷土に因む人物、酒に因む人物で構成される。時代考証は江馬修氏、衣装は京都油小路通りの井筒であつらえ、小道具にいたるまで趣向が凝らされている。昭和29年が最も多く51人。その後規模を縮小し昭和32年は23人となる。
この行列は市街地各商店街の巡行を目的とする。西宮神社を9時に出発し市役所まで歩いていく。商工会議所前から車に乗るが、今津・鳴尾・甲子園口商店街では練り歩き、再び車に乗って市民運動場前から北口・甲東園商店街を巡り、関学から苦楽園、夙川を南下して最後に札場筋商店街を歩き、午後6時ごろ西宮神社まで戻ってくる。市街地を縦横し、声援に応えと、なかなかハードな行事だったようだ。

日本一福と酒の郷土行列順路

日本一福と酒の郷土行列順路

市街地南部を一回り。ミス西宮たちは翌日に北部も一回りする。

西宮神社表門から始まりえべっさん通りを練り歩く

西宮神社表門から始まりえべっさん通りを練り歩く

第4回(昭和31年)からは全ての行路を装飾自動車で運行した。

昭和31年 七福神左から毘沙門天、布袋、福禄寿

昭和31年 七福神左から毘沙門天、布袋、福禄寿

行列の集合場所に向う。西宮神社は既に多くの人が行列を見に来ている。

昭和31年 左から漢織(あやはとり)、舞楽女、弁財天、元禄小町

昭和31年 左から漢織(あやはとり)、舞楽女、弁財天、元禄小町

行列の集合場所に向う。西宮神社は既に多くの人が行列を見に来ている。

昭和31年 酒を愛した人々 左から弁慶、猩々、桃山時代武家婦人、黒田長政

昭和31年 酒を愛した人々 左から弁慶、猩々、桃山時代武家婦人、黒田長政

各時代の酒豪が名を連ねる。

赤垣源蔵、小原庄助

赤垣源蔵、小原庄助

中山安兵衛、平手造酒を加えたこの4人はまつりの中でも人気が高いようだ。小原庄助は毎年フロ桶とセットである。底を抜いて歩くところがおもしろい。

ミスター恵比須・ミスター大黒

ミスター恵比須・ミスター大黒

西宮といえばえべっさん。郷土行列でも一番最初に登場するが、昭和31年からは西宮神社の故事に描かれたお顔に最も似た人をミスター恵比須・大黒として選出した。

昭和29年 少年少女世界お伽噺行列「ガリバー旅行記」

昭和29年 少年少女世界お伽噺行列「ガリバー旅行記」

演目は①七匹の小山羊(ドイツ)、②ガリバー旅行記(イギリス)、③西遊記(中国)、④オデッセウス(ギリシャ)、⑤ピノキオ(イタリア)⑥ナマリの兵隊(デンマーク)、⑦青い鳥(ベルギー)、⑧アリババ物語(アラビア)、⑨イワンの馬鹿(ロシア)⑩シンデレラ姫(フランス)、⑪鼠の嫁入り(インド)。各商店街の子どもたち100名が参加した。

昭和29年 少年少女世界お伽噺行列「シンデレラ姫」

昭和29年 少年少女世界お伽噺行列「シンデレラ姫」

演目は①七匹の小山羊(ドイツ)、②ガリバー旅行記(イギリス)、③西遊記(中国)、④オデッセウス(ギリシャ)、⑤ピノキオ(イタリア)⑥ナマリの兵隊(デンマーク)、⑦青い鳥(ベルギー)、⑧アリババ物語(アラビア)、⑨イワンの馬鹿(ロシア)⑩シンデレラ姫(フランス)、⑪鼠の嫁入り(インド)。各商店街の子どもたち100名が参加した。

昭和30年 古今麗人アベック行進 雛菊と半平太(北口市場)

昭和30年 古今麗人アベック行進 雛菊と半平太(北口市場)

小説、映画、演劇に登場する有名なアベックのうちから15組を選んだ。商店街から推薦された「妙齢のご婦人」にお願いした。衣装・かつら等は宝塚映画・東映の撮影用である。

昭和31年 騎馬武者行列

昭和31年 騎馬武者行列

騎馬武者17名が供を連れて練り歩く。乗馬の訓練をしたのであろうか、なかなかに勇壮な姿である。

「インディアンと酋長」

「インディアンと酋長」

六軒町の人々9名出場。奇抜な構成がうけた。

「インディアンと酋長」

「インディアンと酋長」

「源為朝」

「源為朝」

敷島劇場代表、神戸広告宣伝社社員5名が出場。西宮神社でのひとコマ。張りぼての大きな顔での行列はさぞかし大変だったろう。

「龍宮とたこ踊り」

「龍宮とたこ踊り」

市役所前庭ロータリーで。西宮専門店会、2組計22名で出場。とても人気のあった行列。たこの手の先に鈴がついている。

「龍宮とたこ踊り」

「龍宮とたこ踊り」

阪神国道を行くたこ。手先に鈴がついていて歩くたびにチリチリ音がする。

「元禄花見踊」

「元禄花見踊」

馬場町の人々13名出場。女性はただ一人という意外さ。