西宮の横穴式石室について

2016年12月20日(水)の歴史講座「西宮の横穴式石室について」を聴講した
感想ご紹介します。

講師の山田学芸員の専門は前期古墳だそうですが、今回は西宮に残っている
後期古墳
現在発掘中の高塚古墳について話を聞きました。

古墳というと仁徳天皇陵に代表されるような大きくて鍵穴のような形をした
前方後円墳をイメージするかもしれませんが、西宮に残る古墳はそれより後の
古墳時代後期に作られたやや小さめの丸い形の横穴式石室のものになります。

宅地開発などに伴って近代に掘削されてしまって、今では昔古墳があったという
記録しか残っていないものも多いそうですが、芦屋から苦楽園にかけての
八十塚古墳群、大社近辺の具足塚古墳や神園古墳群、上ヶ原近辺の関学構内古墳
仁川五ケ山古墳群、山口町の青石古墳など17の横穴式石室の古墳が残っています。

それらの石室の作り方の変遷や、須恵器の形状の移り変わり(20年ぐらいで変化が
出てくるらしい)から古墳の作られた年代を測定するとか、先日現地説明会に行った
高塚古墳の事とか、わりと基本的な内容が聞けてよくわかりました。

歴史講座の次回開催予定は2017年2月15日(水)「西宮漁民の房総進出顛末記」です。
申込 http://www.nishi.or.jp/contents/0004068800040004800699.html

 

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