関西学院上ヶ原ハビタット

「地球の屋根は空ひとつ」 私たちは世界の貧困居住問題に取り組む、関西学院大学のボランティアサークルです。

「想い出に願いをこめて」

      2016/10/13

授業の様子

授業の様子

 

みなさんこんにちは。関西学院上ヶ原ハビタット3回生の冨樫優衣です。

今回は、毎年夏にフィリピンで行っているRIN(小学校・孤児院支援)という活動について書かせていただきたいと思います。

RINとは、フィリピンで最も貧しい地域の一つと言われているビコール地方の小学校・孤児院を訪れ、日本についての授業や運動会などの「文化交流」と、文房具や食糧などを支援する「物資支援」を行う活動です。この活動は毎年夏休みに行われており、今年で11年目を迎えました。

フィリピンには、文房具を買うお金がない、親の仕事の手伝いで毎日学校に行くことができない、といった理由で、教育を十分に受けることができない子どもたちがたくさんいます。彼らの多くは、貧しいために勉強道具が購入できなかったり、進級や進学をすることが不可能になり、広い世界を知ることなく大人になってしまいます。そのため、将来は親の仕事を継ぐという選択肢しかなくなってしまう子どもたちも多くなります。

子供たちが住んでいる家

子供たちが住んでいる家

私たち学生が世界やフィリピンの貧困問題を解決することはできません。私たちの活動で訪問するのはひと夏で10校程度。支援物資も子どもたち全員に行き渡るとは限りません。

 

ある小学校に渡す支援物資

ある小学校に渡す支援物資

私たちが関わった子どもたちに確実に残せるものは“思い出”それだけです。

思い出だけで何が変わるのか。何も変わらないかもしれません。それでも私たちは、楽しい時間を共有することで新しい世界を知って欲しい、私たちの訪問がフィリピンの子どもたちのこれからに少しでも変化をもたらす“きっかけ”になれば、という思いで毎年全力で準備をして挑みます。不思議なことに、私たちが本気になれば子どもたちは必ず応えてくれます。私たちが準備した授業やアクティビティを全力で楽しんでくれます。きっとその思い出は、彼らが人生の岐路に立たされた時に新たな選択肢を生み出すひとつの“きっかけ”なるのではないでしょうか。たかが思い出、されど思い出なのです。

交流

交流

私たちの活動は、小規模ですぐに成果が現れるものではありません。しかし、この活動が始まって11年がたった今、この地域の人たちにとって毎年夏になると日本人がやってくるということが当たり前になっています。私たちは、この地域のかけがえのない存在になることができています。短い期間で目に見える成果を出さなければ続けていくことができない大きな団体や企業の活動とはまた違って、小さな学生団体だからこそできることだと思うのです。

これからも私たちは、この活動に関わる全ての人に“きっかけ”や“思い出”を届けるために活動していきます。

ご精読ありがとうございました。

集合写真

集合写真

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