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西宮流 > にしのみや一品入魂ものがたり > 大澤本家酒造「寶娘」[1]

「にしのみや一品入魂ものがたり」 第10回 杜氏の目が届く範囲の量で 人の温もりが伝わる酒づくりをめざします!!

大澤本家酒造  「寶娘」
灘の銘酒 寳娘(タカラムスメ) 醸造元 大澤本家酒造株式会社
[住所]   兵庫県西宮市東町1-13-28
[電話番号] 0798-33-0287
[定休日] 日曜日
[営業時間] 10:00~17:00
[ホームページ] http://www.ohsawasyuzo.com/

「夙川舞桜」火入れしていない、しぼったままの生酒(純米原酒)

さくらFMとポッドキャストで音声配信

「にしのみや一品入魂ものがたり」は、第一火曜日のお昼の12時20分ごろから30分間オンエア。(生放送なので変更の場合あり)
聞けなかった方は、西宮流のポッドキャスト『Podebisu』で視聴可能!!
ゆかやんの楽しいインタビューの様子を、ぜひ音声でもお楽しみください!!!

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にしのみや一品入魂ものがたりVol.10は、創業250年の歴史をもつ大澤本家酒造さんにお邪魔した。今年の酒造りの作業も峠を越し、後いくつかのタンクの酒を絞るだけという時期。蒸し米や麹蔵の作業場は、既に来年に向けてきれいに洗われ道具も大切にしまわれていた。

5月から始まった『さくらFM・SakuっとLa・ら・Ra西宮』火曜日担当パーソナリティのゆかやん(竹之内 由加さん)と西宮流(にしのみやスタイル)のコラボ企画<にしのみや一品入魂ものがたり>も今回の第10回が最後となる。最後を飾るには、お酒でしょう!!と大澤一慶さん(十代目を継ぐ事になる)に蔵を案内して頂いた。

この木造蔵が倒壊しなかったのは奇跡でした・・・

大澤本家酒造「寶娘」 この木造蔵が倒壊しなかったのは奇跡でした・・・

店先に立つと、奥からは圧倒的な香しい日本酒のかおりが漂ってくる。
「えらい古い木造の蔵ですね~」蔵に入ったゆかやんの第一声。天上が高く少し薄暗い木造の蔵は、頭の上の太い梁のあたりから何かに見られている気がする。この蔵に住み着いている酒造りの麹菌たちが、私たち侵入者を見ているのかもしれない。

大澤本家酒造「寶娘」 「この蔵は、戦後に建てた昭和の木造蔵です。もう皆さんもご存知のように、あの大震災では酒蔵が大きな被害を受けました。この小さな木造蔵が倒壊しなかったのは本当に奇跡です。
守って頂けたんだと思っています。」当時中学二年生だったという大澤一慶さんが話す。

「あの時間は、酒造りの職人にとっては一仕事終えて、朝ご飯にしようかという時間だったんです。」
大澤本家酒造「寶娘」 その頃社長だった一慶さんのおじいさんとお父さんと一緒に、自宅からここまで駆けつけたという。
「もう本当に地獄絵図でした。私は戦争は知りませんが、こんな光景だったんだろうな・・・と思いましたね。同業者の蔵があちこちで無惨な姿になっていました。」

「あの震災があったから、灘五郷ではこのような木造蔵がほとんど見かけられなくなりました。
残ったものとして、この木造蔵を大切にしていきたいと思っています。」
最盛期なら蒸し米の大きな釜から湯気が上がり、麹米を作るための放冷機が置いてある辺りでの立ち話から、タンクが並んでいる作業場(中二階)へと年代を感じる木の階段を上がっていった。



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掲載日:2011年3月5日

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