株式会社TAT[優良事業所顕彰]

株式会社TAT

技術力・研究開発力の優れた西宮の企業を応援する優良事業所顕彰。受賞企業を西宮流が取材しました。

優れた技術の応用力アプライド プライズ

『IT投資や物流のアウトソーシング等業界他社に先駆けた業務改善』

受賞事業所概要

平成10年創業以来15年以上に亘ってネイル商材の卸・ネイル材料の開発を行っています。ネイルという特殊なニッチマーケットに対して1万点以上の品揃えによるロングテールモデルが強みとなっています。社員一人一人が自らPDCAを行えるように経営指針書を持ち業務改善を行い、それらの多種多様で特殊な商品知識を幅広くカバーできる人材を育める環境を整えて運用することが取引先の信頼に繋がっています。
また、顧客管理・来店促進等、取引先の運営面(技術や経営)を支える「ネイル業界支援事業」を展開することで業界全体の育成に精力展開している他、「爪に連絡先QRコード」というアイデアを受けて介護分野において認知症患者の方々の安全確保とご家族の心配をいち早く解決できるネイルシールを提携企業と共同開発を進めるなど新分野への市場開拓にも励まれています。

主な業務内容

ネイル商材の卸、ネイル商材の開発

目指すは楽しい大家族のような会社

株式会社TAT

スーパー業界から転職した会社で7年間ネイルのビジネスに携わらせていただき、その後起業しネイル材料の卸しと商品開発というニッチな分野に挑戦したのは平成10年。日野神社のすぐ横という立地が気にいって、今の地に会社を移転した。
ある時「サウスウエスト航空―驚愕の経営“破天荒”」という本と出合ったのがきっかけだったという。「この本は本当に目からうろこでした。それまで雇われる側にいて感じていたこととシンクロし、天の掲示を受けたような気がしました。」と髙野直樹社長。

「この15年間、ずっと右肩上がりでしたが今年初めて足踏みしてます。周りからは『それで普通や!』って言われてますが、まだまだ改善しないといけないことも多いと思っています。」
楽しい会社にする工夫の一つが、毎月発行される社内報『TAT times』・・・なんとA3二つ折り24ページのボリューム。

毎月発行される社内報『TAT times』
毎月発行される社内報『TAT times』

巻頭は毎回さまざまな特集。毎月、売り上げや残業報告も載る。そして各ページの様々な記事には、ふんだんに社員や取引先の方の顔写真が載っている。『社員とその家族はみんな家族』という気持ちがあふれている。「社員の家族からも、とても喜ばれています。」

社員が参加して経営指針書を更新

「今年はいろんな賞をいただいた年です。」
兵庫県の「ひょうご仕事と生活のバランス企業表彰」、経産省の「がんばる中小企業・小規模事業者300社」そして西宮市の「優良事業所顕彰」などの表彰が続いたという。ワークライフバランスの表彰は、残業を大幅に減らしたことが受賞につながった。

兵庫県の「ひょうご仕事と生活のバランス企業表彰」
兵庫県の「ひょうご仕事と生活のバランス企業表彰」

アルバイトで入社し、その後正社員となり現在人事部長の要職にある土居香織さんが「今では有給休暇の消化率は88%です。出産を経験しても100%復帰してくれます。とても働きやすいので、社員がその知人や身内を紹介し、新たに社員となることも多いです。」
有給の消化もなかなか進まなかったが、例えば誕生日休暇などという記念日休暇を積極的に導入することで、最近は有給休暇を取る雰囲気が社内に確立されてきた。
いまでは『経営指針書』も社員全員で作り上げ、会議には経営指針書を手に社員が集まる。

『経営指針書』も社員全員で作り上げ、会議には経営指針書を手に社員が集まる。
『経営指針書』も社員全員で作り上げ、会議には経営指針書を手に社員が集まる。

成長するマーケットを探して

株式会社TAT

大きく変化していく時代だから、いつも海外への視点も大きく開いている。
これまではプロのサロン業界が顧客であったが、小売り業界にも積極的に商材を持ち込む。「コンシューマ部門には、できる時期にいろんな分野を開拓するように指示しています。日本の中だけでマーケットを探すのは難しいと思います。」西宮から世界へ!!と髙野社長の目は常に先を見ている。

各部署が連携し、売り上げ情報や経営状況を集約し、誰でもいつでも確認できる社内イントラやテレビ会議などのシステムも利用しているが、社員がリアルに顔を合わすことも重要と考え、これまで別の場所に置いていた営業やコンシューマ部門を本社に戻すことを考えているという。

株式会社TAT
株式会社TAT

社内の打ち合わせは、広いワンフロアをその時々パーテーションで仕切って使っているが、不意打ちで社長が会議に飛び込むこともしばしば。
常にアンテナを張っておくためには社長自らも、外のいろいろな交流会に積極的に参加する。顔の半分がどーんと印刷されているという、とても印象に残る名刺を持って。

株式会社 ジブ
株式会社 ジブ
  • 住所:兵庫県西宮市日野町4番50号
  • 電話:0120-59-1270
  • 代表取締役: 髙野直樹
  • ホームページ:https://www.nailtat.com/

投稿日時 : 2015-01-16 07:23:34

更新日時 : 2023-11-13 16:28:28

この記事の著者

編集部|J

『西宮流(にしのみやスタイル)』の立ち上げ時からのスタッフ。
日々、様々な記事を書きながら西宮のヒト・モノ・コトを繋ぎます。

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