優良事業所

有限会社 松本商店

優れた技術の応用力(製品・サービス)



オリジナルメッセージ印刷と絵付けを行った「ろうそく手紙」の開発

受賞内容



未明治10年の創業時より語り継がれた「清浄生掛け」の伝統技術により和ろうそくの製造を行っています。和ろうそくは純植物性で煤が採れやすくCO2を出さない為、地球環境にやさしいエコ商品です。
従来、東北地方や北陸地方発祥の、和ろうそくに絵付けを行う「絵ろうそく」を製造しており、阪神・淡路大震災の追悼行事をきっかけに、ろうそくにオリジナルメッセージを印刷し、メッセージから連想される絵を描いた「ろうそく手紙」を開発しました。「ろうそく手紙」は、故人との新しいコミュニケーション手段として注目されています。
清浄=混ざり気のない、生掛け=手作り


亡くなった方へ想いを届けたい!!



代表取締役 松本恭和

代表取締役 松本恭和

今回の新しい商品は「ろうそく手紙」
和ろうそくにメッセージを書き、そのメッセージのイメージの花が手描きされている。

「もともと、ろうそくにメッセージを入れて欲しい!!と言う要望は多かったんです。」もちろん、手描きなら出来るわけだがそれでは量産は出来ない。反対に転写ということになると、今度は大量のロットが必要になる…そんなことで長い間の宿題だったという。

「それが、一昨年の仏壇の展示会に出店した時のご縁で、ろうそくに文字を入れる業者さんと出会ったんです。一本から出来ると言うことで、話がどんどんふくらんで行きましたね。」今回の開発のきっかけのお話を松本恭和社長にお聞きした。こうして2011年1月に最新技術と伝統技術が合体した「ろうそく手紙」のシリーズが誕生。

有限会社 松本商店 
「私たちも年賀状や暑中見舞いなどで年に数回ご挨拶をしますよね。亡くなった方へもメッセージを送りたいと思われる方は多いんですよ。きれいに絵付けされているろうそくを燃やすのはもったいない・・・と言われることも多いのですが、それはろうそくが無くなるのではなく、ご先祖様へ届いたと言うことなんです。」

今年は3・11の震災の後、神社仏閣へお参りされる方がとても増えているという。「私達は、お寺などにお手伝いに上がりますが、被災地と関係のないところでも参拝の方が増えていますよ。やはり絆を実感したいと言うことではないでしょうか?」

阪神・淡路大震災の後、二年目からは昆陽池公園で行われているろうそくを灯すイベントに参加されている。「その場での種火ともなる300号のろうそくですが、前日の夕方から17日のその時刻まで灯すので毎年4本ほど用意しています。」

お花の絵とメッセージを組み合わせて・・・



有限会社 松本商店 
お花の絵のろうそくは、単に花の絵だから仏壇のお花の変わりになると言うことだけではなく、和ろうそくが櫨の実などの植物性原料だからでもある。

「買っていただいたら、日常はお仏壇のお花のところに置いてください。関西なら暑い夏など、お花のない時に使ってください。そして、お盆とかお彼岸とか命日とか、特別なときには火を灯してください。亡くなった方へお花を届けるということだけではなく、散華(さんげ)と言ってありがたい功徳があるんです。」

今回の「ろうそく手紙」は、二本組みと六本組みで5パターンの定型分の中から文章が選べる。もちろんオリジナルメッセージも可能。
「突然喪中はがきをいただいた時などは、定型文の中から選ばれる方も多いですね。身近な方へは、やはりご自身で文章を作られる方がありますね。」

和ろうそくを知っていただくために・・・



有限会社 松本商店
恭和社長が家業を継がれて4代目となる。今、和ろうそくは全体のろうそく需要の約5%でしかない。

「和ろうそくは煤が取れやすいので、お寺などの金箔を傷めませんし、風がなくても炎が揺らぎとても安らぎを感じます。また、風に強い事も特徴ですが、やはりパラフィンのローソクより値段が高かったり、灯心を切らないといけなかったりと言うマイナス点もあります。これからも伝統は守りながらもより使いやすいものを提案し、もう全国に30軒もないこの業界のこともみんなで考えたいと思っています。これ以上業界の数が減ると、原材料を供給してくれる所にも支障をきたして来ますから・・・・。」

有限会社 松本商店 
店の奥には明治10年の創業時より伝えられている「清浄生掛け」での手作りの作業場があった。松本さんのお父様や奥様、若い職人さんが手作りでの作業中だった。実演を拝見させていただいたが、そこで蝋を掛けてローソクを作っていく時の芯になる竹も今はもう手に入らないと言う。「最近は竹の代わりにグラスロットの棒があるのですが、重くて作業効率も悪くなります。」代々伝わる道具を大切にして継承されている。

和ろうそくを知ってもらいたいと積極的に全国での実演販売に力を入れておられる。「一年中、殆ど全国のどこかで実演しています。実演販売は、実際にお客様の生の声を聞けますし、和ローソクを知っていただける場なので貴重なんです。」またきっとお客様の声から、新しい展開を考えられるのだろう。伝統技術を継承していくためにも・・・。
 

有限会社 松本商店
有限会社 松本商店

住所:兵庫県西宮市今津水波町11番3号

電話:0798-36-6021

代表取締役 松本恭和

ホームページ http://www.warosoku.com/

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