【終了】西宮と「まんにょう(万葉)」

まんにょう(万葉)

空模様が心配される中、JR西宮駅に参加者が集まりました。
ここから津門神社⇒松原神社⇒染殿池⇒傀儡師故跡⇒万葉植物園(西田公園)
⇒ニテコ池⇒名次神社 と巡っていきます。
ガイド役には、万葉うたがたりの岡本三千代さん。

最近西宮に引っ越して来ました・・・という方や、阪神野田からの参加者
長く西宮に住んでいるけど知らなかった事ばかりで・・・という方
そんな皆さんとご一緒に歩き、最後は名次神社で一時ごろ解散となりました。

津門神社・・・百済の国より綾羽・呉羽姫が渡来し、我が国に初めて機織りや染色を
教えた場所に、彼らが外来渡来の神(大日如来)を勧請して創立したと言われている。
(コースガイドマップより)

西宮と「まんにょう(万葉)」
西宮と「まんにょう(万葉)」
西宮と「まんにょう(万葉)」

松原神社・・・万葉集に「あまおとめ漁たく火のおぼほしく都努の松原思ほゆるかも」とうたわれているように、この付近一帯はかつて白砂青松の海辺でした。
九州へ流される菅原道真がここに立ち寄ったとの伝承があります。(境内には夫婦楠の木が)

西宮と「まんにょう(万葉)」
西宮と「まんにょう(万葉)」

松原神社の南側には「北向稲荷」の赤い鳥居があり、その奥には染殿池がある。
ここには、漢織・呉織松の古い写真も残されている。

西宮と「まんにょう(万葉)」
西宮と「まんにょう(万葉)」
西宮と「まんにょう(万葉)」

傀儡師故跡・・・室町時代に人形芝居をしながら全国を巡り、えびす様の信仰を広めたと言われる傀儡師達がが、この西宮神社周辺に集まって暮らしていた事を伝承する碑。

西宮と「まんにょう(万葉)」

この後、谷崎潤一郎の「細雪」に登場する事でも知られる、マンボウトンネルと一本松に!!

西宮と「まんにょう(万葉)」
西宮と「まんにょう(万葉)」
西宮と「まんにょう(万葉)」

西田公園(万葉植物苑)・・・西宮市にゆかりの深い万葉集研究家・犬飼孝先生が選んだ万葉歌や万葉集に出てくる花などの説明板があり、万葉集ゆかりの72種類の植物が植えられていました。
この日は、ガイド役の岡本三千代さんが主宰されている「万葉うたがたり」のメンバーによる郎女(いらつめ)のうたがたりの披露がありました。

西宮と「まんにょう(万葉)」
西宮と「まんにょう(万葉)」
西宮と「まんにょう(万葉)」

ここで、お茶とお菓子をいただいて休憩した後、ニテコ池から最後の目的地の名次神社へと出発しました。

今から1300年前に出来た、日本最古の和歌集で4516首がある万葉集ですが、その中に西宮の情景がうたわれた歌が9種あるようです。奈良の都から西への要地だったんでしょうね。そして、歌に詠まれる程美しい地だったのでしょう。
西田公園からは坂道を上がって、野坂昭如の「火垂るの墓」にも出てくるニテコ池に。
ニテコ池の北西の位置には、「我妹子に猪名野は見せつ名次山津努の松原いつか示さん」と詠まれた名次神社があります。

西宮と「まんにょう(万葉)」
西宮と「まんにょう(万葉)」
西宮と「まんにょう(万葉)」

気になったお天気も傘をささずにここまで歩きました。
名次神社で、岡本三千代さんと一緒に万葉集を歌っておわりました。

ガイドと一緒に歩く楽しさを皆さん満喫されたようですね。

まだ、これからでも申し込めるコースもあるようです。
詳しくは、まちたび博のホームページをご覧下さい。

投稿日時 : 2011-10-30 18:47:47

更新日時 : 2023-11-25 15:12:27

この記事の著者

編集部|J

『西宮流(にしのみやスタイル)』の立ち上げ時からのスタッフ。
日々、様々な記事を書きながら西宮のヒト・モノ・コトを繋ぎます。

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